ぶらりソロキャンプ in 楠本川渓流自然公園

letmesee

2009年05月30日 22:37

 日曜出勤の振替で金曜・土曜と休みだったので、ぱるさんやzariganyさんお薦めの楠本川渓流自然公園へ行ってきました。まったく一人でのキャンプは初体験です。
 水曜日に電話で予約をし、木曜日に買出しと準備をして、金曜日当日。いつものように寝過ごして、11時に自宅を出発。週間天気予報では曇りでしたが、磯街道を通過する頃にはだんだん晴れてきて、Tシャツでも暑いくらいです。高速を使わず、鹿児島市→姶良町→加治木町→霧島市→湧水町を通過して伊佐市へ。途中で氷や食材を買いながら2時に到着。


 全体看板。
 早めについてしまったので場内探索。駐車場のすく横、なぜここに?と一部で話題のバンガロー。



 駐車場横にもキャンプサイトらしき場所が。

 4時まで管理人室の前で待っていたものの、管理人さんは現れず…。時間がもったいないので渓流そばのキャンプサイトへ移動。

 ペンタ&イーズも準備していましたが、ちょっと雲行きが怪しくなってきたので、ペンタとステイシーⅡを張ることにしました。…とたんに晴れ間があっという間に広がり、汗びっしょりになりながらの設営となりました。


 ステイシーⅡは1月前のトラウティストミーティングで張ったばかりなので、今回は15分ほどで設営完了。ペンタも荷物置き場にしようと張りました。

 ここでステイシーⅡをちょっと紹介。

 前室の側面はこのようにメッシュになります。


 左右と背面の上部にはベンチレーターがついています。


 背面のフライを開け、本体もメッシュにすると風通し抜群です。

 もう一回、管理人室へ行きましたが、やはりいらっしゃいません。

 することもないので、うわさの五右衛門風呂を炊くことにしました。入り口の上には、

 利用のきまりが掲げられていました。


 風呂に水をためて、


 上手く焚けるように拾ってきた杉の枝や薪を組んで、杉の葉に着火。40分くらいでいい温度になりました。

 グリーンツーリズムのイベントで、五右衛門風呂を焚く手伝いをしたことはあったものの、入るのは初めて。なかなかいいお湯でした。

 あがってからもう一度管理人室まで行きましたが、やっぱり不在。夕食を準備することにしました。五右衛門風呂の焚口から熾き火を焚き火台に移し、
 
 焼き鳥です。


 味付けは塩コショウのみ。


 主食のパンも炭火でトースト。




 ついでに、イカの缶詰も温めて食べました。


 10年ぶりくらいにソルティドッグを飲みました。ちょっと苦くてこんな味だったっけ? と思いながら、なんとか完飲。

 この頃になると、小さな虫にまとわりつかれ大変でしたが(蚊取り線香は必須です)、タバコを吸うと煙に弱いのか、活動時間が終了したのかいなくなりました。


 日が暮れると、暑くもなく寒くもなく過ごしやすくなりました。このキャンプに合わせて購入した、小川のリラックス・アーム・チェア(プルシアン・ブルー)に座って、焚き火台の火が消えるまで外でボーっとしてました。


 行く途中に、ランタンを買おうかと思っていましたが、手ごろなのがなかったので、UCOのキャンドルランタンと太刀魚用に購入したLEDのヘッドライトが今日の灯りです。外灯がけっこう明るいので、これだけでも十分でした。


 完全に日が暮れた後は、ステイシーの前室に移動。灯りはキャンドルランタンのみなので暗く見えますが、


 フラッシュを焚くとこんな感じ。他のお客さんもいないので、ネットワークウォークマンにスピーカーをつないで聞いてました。9時くらいでテントには夜露がついていて、翌朝の撤収がめんどくさいなあと思ってました。

 川のほうからはゴイサギやカジカガエル、林のほうからは虫の声がしてなかなかにぎやかです。あまりにも暇なので、ポータブルのDVDプレイヤーで、「ジェロニモ」という西部劇を見てから就寝。

 朝4時半に起きて、川で釣り。おととしの9月以来の渓流釣りです。はじめにイージーフライでエッグフライを流します。4投目でアタリがありました。あがってきたのは

 15cmくらいのカワムツくん。

 今度は、ルアーロッドに持ち替えて、シルバークリークシャッド(赤金)をダウンキャストしてゆっくり引いてくると、魚がチェイスしてくるのが見え、そのままフッキング。再びカワムツくんでした。

 躍動感あふれる(苦笑)手振れ写真。


 今回使用した、スカジットのパックロッド。グリップがちょっと短めで、僕には使いにくかったです。詳細はまた次回。

 久しぶりに渓流ロッドを使用したので、最初は思うようにキャストが決まりませんでしたが、木郷滝での釣りや雑誌に書いてあることを思い出しながら30分ほど練習をして、テントに戻って撤収作業開始。の前に、蓋をしておいた五右衛門風呂に行くと、まだ暖かいのでもう一度入浴。
 テントはびっしょり濡れているので、いったんタオルで拭いてから日光に当てて乾かしてからたたみましたが、まだ湿気が残っているので帰宅してから干しなおしました。


 車のボンネットの上にいた虫もびっしょりになってました。

 その後、伊佐市内をドライブして、行きと同じルートで帰宅しました。5月30日は「ゴミゼロの日」らしく、清掃作業をされている方々がたくさんいらっしゃいました。

 はじめてのソロキャンプは、他のお客さんはもちろん、管理人さんもいないという孤独なキャンプでした。ちょうど先週のチーム薩摩の飲み会がにぎやかだった分、よけい退屈でした。キャンプ場は夜は20度前後で過ごしやすく、五右衛門風呂は焚くのも入るのも最高でした。北薩はトラウトがいる河川があるらしいので、ここをベースキャンプにしてあちこち動き回るといいかなと思います。
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